公開日 2023年5月8日 最終更新日 2023年7月10日
2023年5月住宅ローン金利一覧「大阪・兵庫・京都・奈良」比較に便利!
自分自身で住宅ローンを比較検討し選ぶのは至難の業
自分たちにとってどの金融機関の住宅ローンが最適なのか?住宅ローンは住宅費用の支出に最も大きく影響するにもかかわらず、自分自身で最適な住宅ローンを比較検討するのは至難の業です。ほとんどの人は住宅ローン選びを訪れた住宅展示場のハウスメーカーやマンションギャラリーの不動産会社の担当にお任せしており、ベストな選択をできていないのが実情です。
住宅展示場やマンションギャラリーでの資金計画には大きな偏りが
住宅展示場やマンションギャラリーでは、お客様の属性にあまり関係なく月々の返済額が少なく見せる目的でできるだけ返済期間を長くし、金利は最も低い変動金利を案内されることがほとんどです。その提案は一見すると負担感を軽く感じさせますが、自分自身のライフプランに沿った資金計画と一致するとは限りません。また、現地で行われる資金計画やライフプランは「売り手」によって診断される以上、購入してもらいたい意思が働き絶対に「購入は難しい」という診断結果は出てこないこともよく理解しておきましょう。資金計画は必ずご自身でも予備知識を学んでおくことが大切です。
最適な住宅ローン選びにはライフプランを立てることが必須
今後のライフプランを作成する中でこれからかかるであろう住宅費用を照らし合わせてシミュレーションしてみると、住宅予算や住宅ローンの金利比較だけでなく、以下のような住宅ローンの比較検討も容易になりベストな住宅ローンを選ぶことができるようになります。
- 固定金利や変動金利のどちらが適しているのか?(金利タイプ)
- 固定期間選択型を選んだ場合、当初固定期間を何年にすればよいのか?(期間設定)
- 支払い当初に多めに住宅ローンの負担をかけたほうがよいのかその逆なのか?(返済方法)
- 全期間一律引き下げタイプか当初期間を大きく引き下げるタイプを選ぶべきか?(引き下げ金利)
- どのタイミングで繰り上げ返済をすべきなのか?(繰り上げのタイミング)
住宅ローンは銀行ごとに特徴があり、同じ銀行にも様々な種類の住宅ローンがあります。自分に合った借りかたや返しかたができるようにするために、今後のライフプラン作成は必要不可欠です。
マイホーム購入の相談窓口は中立な立場で住宅予算診断やライフプラン作成、住宅ローン選びが可能
マイホーム購入の相談窓口ではファイナンシャルプランナー(FP)が大阪・兵庫・京都・奈良エリアでマイホーム購入をお考えのお客様の今後の人生設計(ライフプラン)作成や住宅予算診断、住宅ローン選びから予算に見合ったハウスメーカーや不動産会社選びなど中立な立場でトータルでサポートできる唯一の住宅購入のための相談所です。
以下に解説します最近の住宅ローン金利の動向もしっかりと理解しながらマイホーム購入を進めていきましょう。
2023年5月住宅ローン金利の動向と予測
日銀金融政策決定会合(2023年4月28日開催)
以下は2023年4月28日に開催された日銀の金融政策決定会合の報告書です。
日本銀行「当面の金融政策運営について」(2023年4月28日)
①次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針は、以下のとおりとする。短期金利:日本銀行当座預金のうち政策金利残高に▲0.1%のマイナス金利
を適用する。
長期金利:10 年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、上限を設けず必要
な金額の長期国債の買入れを行う。②長短金利操作の運用
長期金利の変動幅を「±0.5%程度」とし、10 年物国債金利について 0.5%
日本銀行「当面の金融政策運営について」2023年 4月28日掲載
の利回りでの指値オペを、明らかに応札が見込まれない場合を除き、毎営業
日、実施する。上記の金融市場調節方針と整合的なイールドカーブの形成を
促すため、大規模な国債買入れを継続するとともに、各年限において、機動
的に、買入れ額の増額や指値オペを実施する。
植田日銀新総裁はこれまでの金融政策を維持
植田日銀総裁の就任記者会見から当初想定されていた通り、前黒田日銀総裁のスタンスを引き継ぐ旨の発言がされました。植田日銀総裁は金融緩和の継続姿勢を改めて示すとともに「現行のイールドカーブコントロールの継続が適当」との見解を示しました。このような発言からも、当面は過去の検証を続けながら現行政策を維持することが予想されます。
一方、米国ではインフレ抑制のため度重なる利上げの影響により国債金利や住宅ローン金利に大きな影響を与えてきました。その反動で一部金融機関の破綻も引き起こしています。これらが米国経済に与える影響は今のところ少ないと見られていますが、円相場は、日銀会合にかけて132円台から137円台へ、今週は米国の金融機関の経営不安絡みの影響により133円台へ大きな値動きの相場が続いています。
当面は長期金利が上がり、固定金利の住宅ローン金利は上昇するか?
米国は直近のFOMCでは当初予想通り0.25%の利上げを決定したものの、声明から追加利上げを示唆する文言の削除が確認されました。今後も米国の金融機関の経営不安が続く場合、米国は今後利上げを停止する可能性もあり、その場合円安は多少落ち着く可能性が出てきます。
米国が直近のFOMCで当初予想通り0.25%の利上げしたこともあり、
国債金利も、金利の低い日本国債から金利が高い米国債に資金が移動するため、
日本国債の売りが増える → 長期金利が上がる → 固定金利の住宅ローン金利が上昇する
という流れが続くことが予想されます。
中長期で日銀は国債の買い入れを停止し利上げに踏み切る可能性も
2022年12月末時点で国債の日銀の保有割合は52.02%で、過去最大となりました。その要因は長期的に回復しない日本経済の景気を刺激するために金利を低く抑えるのが目的で、国債を大量に買い入れる大規模な金融緩和が長期化しています。本来、国債は市場で金融機関などに取引されるのが一般的ですが、政府の借金である国債の約半分を日銀が保有する状況は、世界的に見ても決して正常な経済状況とは言えませんし、限界に差し掛かっていると言えます。近い将来、日銀が国債の買い上げをやめる、つまり金融緩和をやめるという方向転換が必要になるだろうと推測されています。
今後日銀が利上げに踏み切れば短期金利が上昇し変動金利の上昇の可能性も
上記方向転換がされる条件としては、
企業による経済活動が活発になる → 賃金が上がる → 消費が増える → 景気が回復する
というサイクルが起こることが必要で、時期的にはまだ先の見通しとなることが予想されます。ただし、国際通貨基金(IMF)による日本の経済見通しも悪くはなく、政府主導での賃上げ要求で今年は賃上げする企業も増えそうだという見方もあります。今後賃上げする企業が増え、国内総生産(GDP)が想定以上に伸びたりすれば、利上げ環境が整う可能性はあります。
もし仮にこの先日銀が国債の買入れを停止し利上げをした場合、
日銀の利上げ → 短期金利の上昇 → 変動金利の上昇
につながることが予想されます。景気の回復の見通しが立たない現在の状況では短期では固定金利の上昇はあっても変動金利は横ばいの状況が続くことが想定されます。ただし、中長期で景気回復の兆しが見えた場合には変動金利も上昇する可能性を秘めているので今後の動向に注意が必要です。
2023年5月住宅ローン金利情報「大阪・兵庫・京都・奈良・ネット銀行」
マイホーム購入の相談窓口ではファイナンシャルプランナー(FP)が大阪・兵庫・京都・奈良の各エリアやネット銀行等の金融機関の住宅ローン金利情報を毎月更新しています。各金融機関の住宅ローン金利の比較検討にご活用下さい。
*すべての情報の掲載はしておりません。詳細は当社または金融機関に直接お問い合わせください。
*情報を正確に表示するよう努めますが、その内容を保証するものではありません。また、各金融機関の金利更新の状況により、当サイトに掲載された金利が最新でない場合があります。
*申込時期、融資を受ける方の条件、住宅の仕様等により、掲載された住宅ローンを利用できない場合や掲載された金利が適用されない場合がありますので、ご利用・ご検討にあたっては必ずご自身にてご確認ください。
金融機関名 | 商品名 | 区分(店頭金利/優遇金利) | 変動金利型 | 固定金利期間選択型/固定金利型 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
店頭金利 | 優遇金利 | 5年 | 10年 | 15年 | 35年 | |||
イオン銀行 | 店頭表示利率 住宅ローン |
2.37% | 3.29% | 3.60% | ||||
店頭表示利率 疾病保障付住宅ローン |
2.67% | 3.59% | 3.90% | |||||
住宅ローン 金利プラン(新規お借入れ)※物件価格の80%超でお借入れの場合 |
0.43% | |||||||
疾病保障付住宅ローン 金利プラン(新規お借入れ)※物件価格の80%超でお借入れの場合 |
0.73% | |||||||
住宅ローン 金利プラン(新規お借入れ)※物件価格の80%以内でお借入れの場合 |
0.38% | |||||||
疾病保障付住宅ローン 金利プラン(新規お借入れ)※物件価格の80%以内でお借入れの場合 |
0.68% | |||||||
住宅ローン 当初固定金利プラン 期間3年・5年・10年から選択 |
1.07% | 1.45% | ||||||
疾病保障付住宅ローン 当初固定金利プラン 期間3年・5年・10年から選択 |
1.37% | 1.75% | ||||||
池田泉州銀行 | 店頭表示金利 | 2.675% | 2.950% | 3.050% | 3.200% | |||
全期間重視プラン(融資手数料型) | 0.575% | 0.850% | 0.950% | 1.000% | ||||
全期間重視プラン(保証料型金利上乗せ) | 0.825% | 1.000% | 1.200% | 1.350% | ||||
auじぶん銀行 | 基準金利 | 2.341% | 2.760% | 3.070% | 3.170% | |||
全期間引下げプラン | 0.319% | 1.760% | 2.070% | 2.170% | ||||
当初期間引下げプラン | 0.840% | 0.995% | 1.435% | |||||
SBI新生銀行 | 基準金利 | 1.55% | 1.85% | 2.10% | 2.35% | |||
パワースマート住宅ローン 変動金利(半年型)タイプ<変動フォーカス> |
0.42% | |||||||
パワースマート住宅ローン 変動金利(半年型)タイプ |
0.65% | |||||||
パワースマート住宅ローン 当初固定選択金利タイプ |
0.85% | 1.10% | 1.35% | |||||
関西みらい銀行 | 店頭表示金利 | 2.675% | 3.100% | 3.400% | 4.350% | |||
住宅ローン(融資手数料型) | 0.445% | 0.870% | 1.170% | 2.120% | ||||
住宅ローン(保証料一括前払型) | 0.475% | 0.900% | 1.200% | 2.150% | ||||
紀陽銀行 | 店頭金利 | 2.675% | 3.250% | 3.350% | ||||
最大差引後金利 | 0.625% | 1.200% | 1.300% | |||||
手数料定率プラン (最大差引後金利) |
0.395% | 0.970% | 1.070% | |||||
京都銀行 | 店頭表示金利 | 2.675% | 2.850% | 3.000% | ||||
京銀住宅ローン金利プラン | 0.775% | 1.05% | 1.20% | |||||
住信SBIネット銀行 | 基準金利 | 2.775% | 2.99% | 3.09% | 3.47% | |||
対面 通期引下げプラン |
0.32% | 1.00% | 1.33% | 1.82% | ||||
WEB申込コース 通期引下げプラン *借入2023年9月29日まで |
0.44% | 1.69% | 1.79% | 2.17% | ||||
対面 当初引き下げプラン |
0.975% | 0.52% | 0.97% | 1.38% | ||||
WEB申込コース 当初引き下げプラン *借入2023年9月29日まで |
0.975% | 0.98% | 1.39% | 1.77% | ||||
ソニー銀行 | 基準金利 | 1.807% | 2.319% | 2.345% | 2.956% | |||
変動セレクト住宅ローン(自己資金10%以上) | 0.397% | 1.369% | 1.395% | 2.006% | ||||
固定セレクト住宅ローン(自己資金10%以上) | 0.995% | 1.606% | ||||||
住宅ローン(自己資金10%未満) |
0.757% | 1.269% | 1.295% | 1.906% | ||||
但馬銀行 | 基準金利 | 2.675% | 3.35% | 3.60% | ||||
最優遇金利 | 0.775% | 1.60% | 1.85% | |||||
南都銀行 | ホームローン(変動・固定金利選択型) | 2,675% | 3.30% | 3.65% | 3.88% | |||
変動金利選択プラン | 0.775% | |||||||
WEB申込専用金利プラン | 0.475% | |||||||
固定金利選択プラン | 1.00% | 1.35% | 1.58% | |||||
ハウス・デポ・パートナーズ | 「フラット35」 返済期間:21年以上35年以下 融資率9割以下 |
1.830% | ||||||
「フラット35」 返済期間:21年以上35年以下 融資率9割超 |
1.970% | |||||||
PayPay銀行 | 基準金利 | 2.28% | 2.800% | 2.940% | 3.700% | |||
全期間引下型 | 0.380% | 0.900% | 1.040% | 1.800% | ||||
みずほ銀行 | 店頭表示金利 (基準金利) |
2.475% | 2.900% | 3.350% | 3.800% | |||
店舗手続き (ローン取扱手数料型・優遇金利) |
0.375% | 1.000% | 1.450% | 1.900% | ||||
ネット住宅ローン (ローン取扱手数料型・最優遇金利) |
0.375% | 0.800% | 1.250% | 1.700% | ||||
店舗手続き (保証料一部前払方式 ・優遇金利) |
0.425% | 1.050% | 1.500% | 1.950% | ||||
ネット住宅ローン (保証料一部前払方式・最優遇金利) |
0.425% | 0.850% | 1.300% | 1.750% | ||||
みなと銀行 | 変動金利型 (保証料外枠方式) 右記より諸条件で引き下げあり |
2.475% | 3.030% | 3.130% | ||||
三井住友銀行 | 店頭金利 | 2.475% | 3.45% | 3.59% | ||||
WEB申込専用住宅ローン [金利プラン1] 最後までずーっと引き下げプラン |
0.475% | 1.45% | 1.59% | |||||
WEB申込専用住宅ローン [金利プラン2] 最初にぐぐっと引き下げプラン |
0.94% | |||||||
三井住友信託銀行 | 店頭表示金利 | 2.475% | 3.40% | 3.47% | 4.06% | |||
融資手数料型 全期間一定金利引下げ(最大引下げ) | 0.445% | |||||||
融資手数料型 当初期間金利引下げ(最大引下げ) | 0.92% | 1.09% | 1.53% | |||||
三菱UFJ銀行 | 店頭表示金利 | 2.475% | 3.790% | 3.530% | 4.970% | |||
ずーっとうれしい金利コース(事務手数料型) | 0.475% | |||||||
プレミアム住宅ローン(事務手数料型) *期間3年・10年・20年から選択可 |
0.88% | |||||||
楽天銀行 | 基準金利 | 1.200% | 1.758% | 2.115% | ||||
金利選択型 | 0.550% | 1.108% | 1.465% | |||||
りそな銀行 | 店頭表示金利 | 2.475% | 3.350% | 3.650% | 4.300% | |||
ずーっとお得!全期間型 融資手数料型 |
0.370% | 1.245% | 1.545% | 2.195% | ||||
ずーっとお得!全期間型 保証料一括前払い型 | 0.425% | 1.300% | 1.600% | 2.250% |
株式会社Erwin 代表取締役
マイホーム購入の相談窓口 代表、ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザー、住宅FPエキスパート。不動産や住宅予算診断、住宅ローンの専門家として、第三者的な立ち位置からのお金の専門家として、その後の人生を考えた上でのアドバイスを行っている。不動産に関わる知識や税務などのライティングに携わる。